Acrobat ReaderでPDFが開けない|疑うのは保護モードです

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インターネット上のPDFだけ開けないなら、保護モードです

「手元のファイルは開けるのに、Webからダウンロードしたものだけ開かない」。この症状には決まった原因があります。

Acrobat Readerには保護モード(保護ビュー)というセキュリティ機能があり、これが有効だと、PDFを表示するための操作が非常に制限された方法で実行されます。 安全のための仕組みですが、その制限が原因で開けないPDFが出てきます。

アドビ自身が、この問題のために専用のトラブルシューティングのページを用意しています。

保護モードを確認する場所

  1. Acrobat Readerを起動する
  2. メニューの 編集 から 環境設定 を開く
  3. 左側の一覧から セキュリティ(拡張) を選ぶ
  4. 保護モードの設定がここにあります

無効にすると開けるようになることがあります。 ただしこれはセキュリティ機能なので、信頼できないPDFを開く時は元に戻してください。 「開けない1つのファイルのために切って、そのまま忘れる」のがいちばん危険です。

セキュリティソフトとぶつかっていることがあります

これはアドビが公式に認めている問題です。

アンチウイルスソフトがAcrobatのサンドボックスに対するシステムコールを傍受すると、互換性の問題が発生することがあります。

  • セキュリティソフトを一時的に停止して、開けるか試す
  • 開けるなら、そのソフトの除外設定にAcrobatを追加する
  • 確認が済んだら、セキュリティソフトは必ず元に戻してください

バージョンが古いだけのこともあります

アドビが最初に挙げている対処です。

  1. Acrobatを起動する
  2. 左上のメニューから ヘルプ を開く
  3. アップデートの有無をチェック を選ぶ

新しい形式で作られたPDFは、古いバージョンでは開けません。 相手から送られてきたファイルだけ開けない、という時はこれを疑ってください。

ダブルクリックしても起動しない場合

PDFを開くアプリとしてAcrobat Readerが設定されていない可能性があります。

  • Windowsなら、ファイルを右クリック → プログラムから開く → 既定のアプリを変更
  • Macなら、ファイルを右クリック → 情報を見る → このアプリケーションで開く → すべてを変更

ブラウザやOS標準のビューアが既定になっていると、Acrobatは起動しません。

サインイン・ライセンスで止まっている場合

  • サインインが切れていないか確認する — 有料機能はサインインの状態に紐づきます
  • サインアウトして、もう一度サインインする
  • 複数のアカウントを持っていないか確認する — 会社のアカウントと個人のアカウントで、使える機能が違います

それでも開けないPDFがある場合

状況見分け方
ファイルが壊れている別の端末でも開けない
パスワードがかかっているパスワードの入力を求められる
編集や印刷が制限されている開けるが操作だけできない
拡張子だけPDFになっている中身が別の形式

別の端末やブラウザで開いてみるのが、いちばん速い切り分けです。 どこでも開けないならファイル側、その端末だけならアプリ側です。

アプリが重い・落ちる場合

App Storeのレビューでも、動作の重さが目立ちます。

  1. アプリを完全に終了して開き直す
  2. アプリを最新版に更新する
  3. 端末を再起動する
  4. 大きなPDFは分割する — ページ数の多いファイルや画像の多いファイルは重くなります
  5. 端末の空き容量を確認する

症状別 早見表

症状原因の可能性最初にやること
Web上のPDFだけ開けない保護モード環境設定 → セキュリティ(拡張)
特定のPDFだけ開けないバージョン・破損アップデートを確認、別端末で開く
Acrobatが起動しない既定のアプリ設定PDFの既定アプリを変更する
起動はするが不安定セキュリティソフトとの衝突一時停止して試す(必ず戻す)
有料機能が使えないサインイン・アカウントサインインし直す
重い・落ちるファイルの大きさ・アプリ完全終了 → 更新 → ファイルを分割

いま起きているかを確かめる

参考にした情報

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